往診
往診とは
通院することが困難な患者様の居宅に医師などが出向いて行う診療を在宅医療と呼んでいますが、これには往診と訪問診療があります。このうち訪問診療は、通院が困難な患者様のご居宅へあらかじめスケジュールを立てて伺う医療制度になります。通常は月2回ほどの間隔で訪問します。
一方、往診は突発的な病状の変化に対し、患者様ご本人やそのご家族などの要請に応じて緊急的に居宅に出向いて診療を行うことを言います。つまり、訪問診療を受けている患者様が訪問予定日ではない日に体調を崩し、緊急の医療が必要となったために医師が訪問したようなケースでは「往診」を受けたということになります。
通常、緊急的な医療が必要な場合は救急車を呼ぶと思います。しかし、一刻を争うような症状ではないけれど、早めに必要な医療を受けなければ危険だと感じることもあります。そのときに、普段からお世話になっているかかりつけ医などにお願いし、診療に来てもらう。これが往診なのです。
このような症状のときは
救急車または往診を
- 今まで経験したことがない頭痛がある
- 頭痛の頻度と程度が増してきた
- 胸が締め付けられる、強い痛みが出た
- 胸に圧迫感、放散する痛みがある
- 背中に裂けるような痛みが生じた
- 赤い尿が出た
- 急に手足の力が抜け、力が入らない
- いきなり目が見えにくくなった
- 室内での熱中症
- ろれつが回らない
- ひどい下痢や嘔吐がある
など